ある日のウッドターニングクラスの様子です。サイドグラインドされたボウルガウジ(ディープフルーテッドガウジ)でナチュラルエッジのエッジ付近をシアースクレイピングカット(シアーカット)しているシーンです。
乾燥した材料でケヤキのベーシックボウル、グリーンウッド(生木)のヤブニッケイでナチュラルエッジに挑戦した生徒さんでした。これから始められるウッドターニングとのことですが、一人で安全にできるウッドターニングを是非とも身につけて楽しんでいただけたらと思います。Good Turn !
ある日のウッドターニングクラスの様子です。ブックメンバープラスで申し込まれた40代前半の男性です。丸太や刃物を持参してお越しになられました。ところどころ節やコブ状の突起があったり、二股だったり、曲がっていたり、割れていたり、ソコソコ難しい材料ばかりでしたが、なんとかギリギリ木取りして挑んでいただきました。スタンダードボウルガウジでココまで出来る!と、ここは出来ない!がべベルの角度によって起きることを理解して頂けたような気がしています。
各クラスにお申込みになられる方々の中に、付箋だらけだったり、マーキングがいっぱいの私の本を持参される方がいらっしゃいます。すごく嬉しいものです。いつも以上に頑張って応援したくなってしまいます(笑)そんなチョットした出来事によってモチベーションが向上したりするのはいいですね。かなりポジティブになれます。
グリーンウッドとは生木のことを言いますが、それがどのような状態なのか?ハッキリした定義は無いようですが、簡単に言えば「乾いてない木」ということになります。伐採した時期、樹種などで大きな差がありますが、樹液が飛び散るほどフレッシュな場合は鉄部分が錆びてしまいます。錆が目立つのは主にベッドですが、刃物やツールレスト、チャックのジョーや本体も錆びます。また、タンニンを多めに含む樹液の場合は、シャープニングした時のハイス鋼の鉄粉が手についていることが多いので、その鉄とタンニンが反応して手が真っ黒になってしまう事も良くあります。ベッドが錆びた状態のまま放置してしまうと、最悪はツールレストベース(バンジョー)やテールストックを移動させにくくなってしまうので早めにメンテナンスしておきましょう。
個人的にはグリーンウッドターニングが最もウッドターニングらしいと思えます。乾燥した木での繊細なものづくりも楽しいし、出来上がったもののクォリティが高めなのも魅力ですが、乾いていない木の削れる感触と木の匂い、割れないようにするための知恵や必要なスキルといった難しさなど、簡単では無いからこそ楽しい。そんなグリーンウッドターニングのクラスの様子です。少し大きめの直径220mmほど、美しいシェイプのボウルが完成しました。
AAW(アメリカ ウッドターニング協会)から届いた最新号の会員向け雑誌の表紙が雰囲気良くて気に入りました。日本国内でもウッドターニングマガジンが出版される日が来るのか?来ないのか?やってくれそうな出版社さんいればいいなぁ~。もしそんな夢のようなことになったとして、可能ならば思いっきり協力してみたいと思うなぁ~
時々自分のための時間を作って気になっていることを確認したり、久しくやっていないことを自主トレしたりします。今回は黒檀を使って細いセンターワークの練習してみました。木工旋盤の回転数は約2200-2500rpmで、刃物だけでフィニッシュ。サンディングはしませんでした。細い部分は爪楊枝よりチョット細いくらいかな?です。良い材料に恵まれると削るのも楽ですね。最近はこのシリーズというか、こんな感じのが好きです。
桜が散って本格的に気温が上がり始め、ちょっと体を動かすと汗ばむ感じになってきました。朝も明るくなる時間が早くなって行動的になってきたし、1日が長く感じて嬉しい季節です。4月のウッドターニングクラスのご予約はすでに申し込みを締め切らせていただいておりますが、5月はまだ余裕が十分にございます。興味のある方はお早めにお問合せお申込みくださいませ。引き続きお届けまで約2週間程度(混み具合によっては3週間後)お待ちいただいておりますウッドターニングの本「ア ブック アバウト ウッドターニング」の今月2回目の出荷を来週25日〜28日ごろ予定しています。ご注文くださってお待ちいただいている皆さま、間もなく出荷となります。今しばらくお待ちくださいませ。よろしくお願いします。