まだまだ少人数だが、プロのスタジオウッドターナーは日本国内にもいらっしゃる。彼らは“ウッドターナー“と呼ばれる事もあるが、豊かな表現力を持ち作家活動を続けている姿は、まさに”アーティスト“である。スピーディに変化するワークピースを削りながらデザインする造形。とにかくイメージした形状になるまでが本当に早い。一度経験すると“やみつき”になると言っても過言ではないウッドターニングは実に魅力的なのだ。形以外にも、匂いや音、水が飛んでくる事さえあるエキサイティングな造形はスポーツのようでもある。材料を活かすも活かさないも自分次第、個人のスキルとビジョンが形になる。相手が生き物だからこそ、そんな造形が出来るウッドターニングは素晴らしく楽しい。